借地権が必要な時とは

私達が普段の生活の中で行使しなければならない権利というのはそこまで多くありません。私達はある程度自分たちの生活を安定させることができればそれ以上はほとんど望まないからです。それも、ごく自然に私達が行っていることであり、権利というものに関して、ほとんど考えたことが無い、という方も多いでしょう。専門的な事柄は専門的な方たちに任せて、自分たちは今の暮らしを安定させるだけで精一杯、と考えているかもしれません。しかし、私達にそれが関係する事柄となると、自分たちだけ全く知らないふりをするわけにはいかなくなります。

さて、その私達の生活と、深く関係しており、しかもその根底・基盤となっていることとは何でしょうか。それは、『住まい』です。私達は少なからずどこかに住居を持ち、そこに暮らしています。家族構成に関わらず、誰もがそういった家庭を持っています。さて、そこに建てられた家、その家が建てられている土地は、誰のものでしょうか。そのようなこと、考えたことがありますか。

私達が現在住んでいるこの住宅は、誰かの持っている土地の上に建てられたものです。でないと、勝手に誰の許可も得ずに立てることなどできません。そこで、まさに『許可を得るために』必要となるのが、『借地権』という権利なのですが、それは一体、どのような権利なのでしょうか。あまり聞きなれない言葉ですが、それは私達の生活の基盤となる住まいと、密接にかかわっている権利でした。